7つの質問
スエトシヒロさんに聞いた七つの質問
スエトシヒロさんに聞いた7つの質問
Q1.ご出身とお育ちはどちらですか?
A. 福島県生まれ福島県育ち長野県在住、焼物については愛知県瀬戸仕込みです。
∴スエさんと出逢った頃は福島にいらっしゃいましたが、今は長野の駒ヶ根という素晴らしい環境の中で暮らされていています。
このweb展の前に工房に遊びに行きたかったのですが、コロナ禍で身動きできず、諦めてしまいました(涙。
アルプスの景色も工房の取材も楽しみにしていたんですけど...残念!
いつか行けるかなぁ・・その時はバッチリ取材させてもらいますね(^_-)
Q2. アートに目覚めたのはいつ頃ですか?
A. 特に意識してはいませんし、もしかしたらまだ目覚めていないのかもしれません。、
ただ、近隣に美術館などの無い田舎に育ちましたが、初めて自分から美術館に赴きたいと感じたのは高校生の折のベン・シャーン展でした。版画の連作が印象に強く残っています。
∴えぇ まだ目覚めてないなんて笑笑!
そして陶芸とかではなく絵画(版画)にインスパイアされてアートの世界に浸ることになったんですね。
それは驚きです。
スエさんの作品って型作りから始まることが多そう。
工房にお邪魔できたら工程など色々伺いたかったのですが...
また次回のお楽しみにさせていただきます^^
Q3. もしアーティストになっていなかったら今頃何をしていたでしょうか?
A. 今の自分がアートだとは思っていませんが、ものづくり全般以外、ということでしたら、ネイチャーガイドなんか魅力的に感じます。
∴ご自身ではアーティストっていう認識がないなんて...
間違いなくアーティストなのに...と思ったのは私だけではないはず笑。
ネイチャーガイドさん、昔山登りしたときに見かけたことがあります。
ネイチャーガイドのお仕事も夢を売る素敵なお仕事ですよね。
スエさんのガイドでハイキングしてみたいです^^
Q4. この仕事に就いて一番印象に残った出来事は何ですか?
A. 独り立ち出来るかどうかという頃、あるイベントで私の器を購入して下さったお客さまからお手紙を頂きました。『初めての作家モノの器に緊張しましたが、まったく無理なく馴染めました』この言葉に嬉しく、それからの器づくりの方向が定まったと感じています。
∴ステキなエピソード💌そのお客様の手紙は宝物ですね♪
作家モノの器って初めて使うときはたしかに緊張します。
最初は棚に飾ってあるだけなんてこともありましたが、器って使ってナンボ!ですから、そのお客様のように無理なく馴染めたという言葉を聞いたら作り手として最高ですよね^^
すてきなエピソードをシェアしていただき感謝です。
Q5. これまで作ったことのないもので、今後作ってみたいものは何ですか?
A. 作ったことが無いわけではないのですが、幾度も試験しながらなかなか納得 に届かなく、当面目指したいのはこの地域の果樹灰を使用した釉薬の器です。
∴果樹灰、いろいろあるんですよね!
以前ある作家さんがご自宅の庭のりんごの木で釉薬作っていらっしゃいました。 自然釉、しかも自分の庭で育てた木から抽出した釉薬を作品に使うのは本当に愛着たっぷりな作品になるはずです。
その場合は白磁ではなく陶器の展開っていう事になるのでしょうか。。 わぁ~スエさんの色のついたシリーズぜひ拝見してみたいです。
Q6. お休みの日の過ごし方はどんな感じですか?
A. 同業方々も似たようなものかと思うのですが、この仕事をしているとあまり ハッキリと「お休みの日」という気持ちになり難くて。 工房を離れればメリハリが付くのですが、そのほとんどは小学生の息子とのお出掛けなので、息子の現在夢中なことに付き合いつつ私の好みの場所に付き合わせる、のが楽しい休日です。
∴理想のパパ ですよね~息子さんの夢中なことに付き合ってあげるなんて! スエさんの子煩悩ぶりを知れて嬉しかったです^^ フリーランスの場合、ON/OFFのメリハリがなかなか持てないですよね。 自分でわざわざ作る感じで。 今度駒ヶ根遊びに行ったら息子さんにもお逢いしたいなぁ。
Q7. 自身の作品作りで最も大切にしているコトは何ですか?
A. 何よりも意識しているのは、自分の中を経てカタチに出来たモノ、であることです。 造形や加飾についても、自分の器らしい姿、と認めることが出来るようにと心掛けています。
かつ、使い疲れや使い飽きに繋がらぬよう、主張を抑えた簡素な形であることも。 日々の暮らしの中で、気に留めるほどでもないけれど心地よさを感じてもらえるような器、が理想です。
- 2024.04.09
- 13:24
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